index< 日誌 < am種 < 19-032「観念の世界F続、排除」P4- |
従ってまた、だから、変えようがなく、変えることが出来ず、ずっとそのままであり続けようとするのである。それ以外の自分というのが見つからず、知らず、知ろうともせず、知りたくもないのである。それを知ることができない、そして知ってはならない、そうした立場に自分がいるのである。 そうして、いつまでも永遠に変わることのない自分であり続けようとするのである。そして、これこそが何よりも大切な自分の良心や、自分が生きている理由や証しであると思い込むことができるのである。また、思い込まなくてはならないのである。そしてまた、そうした自分をモットーにしているのである。 そして、これが「システム」なのであって、そうするしかなく、そうせざるを得ず、それ以外の生き方とうのが許されない、そうした世界を生きているのである。それは、自分の精神の拠りどころといったものが、自分の中に無くて、集団という他人の中に求める限り、そうならざるを得ないのである。また、そうしなければならないものなのである。 |