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1、同じ。


これには、日本というほとんど単一の民族であれば、そうした「違い」といったものが、ほとんど感じられることがない。外見上も、そして心の中もそうである。身体上の特徴もほとんど変わらないし、また、精神的にもその仕組み自体があまり変わらないのである。

感じ方、考え方、そして情緒のリズムといったものが、ほとんど同じなのである。同一の基盤の上で、精神の感情や思考が働いているのである。では、いったいどこが違うのかというと、そうした同じ基盤の上から出発して、ただその表面的な主義主張や信条が異なるのにすぎないのである。質的に同じものなのである。

だからまた、話しをしなくても、相手の仕草や表情だけで相手が何を考えているのか分かってくるし、また実際に、相手の仕草や表情だけで相手を判断しているのである。「思いやり」や「気配り」、察すること、その場の空気といったものがそうなのである。


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