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1、分離。


自分で自分に悩むことがないのである。自分の悩みを受け止めるものが、もともと自分の精神の中にないのである。自分のなかで自分が、悩む主体と客体とに分離していないのである。

自分で自分をとらえることが出来ずにいるのである。自分を捉(とらえる)というのは、捉える自分と、捉えられる自分とが分裂していなければならないのである。それが無いのである。

だからまた、悩みを受け入れることも、それを理解することも、意識することもないのである。しかしまた同時に、それは、受け入れなければならないものであって、それが現実なのであって、そうである以上、それは自分の外に求められるのである。


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