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4、優劣の順位。


このような「国粋主義」といったものが――ホントの国粋主義はそんなものではないと思うけれども―― それが正しいことなのか誤りであるのか、ということではなくて、それはどこまで行っても、理想という精神の世界の話しなのであって、それが、そのままで現在の日本の社会の現実に受け入れられることはないのである。

序列とか、階層の順位とか、身分の上下関係とか、それに集団主義というのは、もはや現在の日本社会では通用しなくなっているのである。学歴や資格、あるいは生まれや出身によって人間の優劣が順位づけられるのは、もはや通用しなくなりつつあるのである。

このような、自分の自意識といったものが、政府やマスコミによって強制されたり、定められたり、そそのかされたりするのではなくて、自分自身というものを、自分で自分の中に求めるようになってきているのである。


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