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1、自己認識。


これは、主権や民族・国民という考え方よりも、より根源的な問題である。それは人間存在のあり方を言っているのである。自意識とか自律した自己の精神のことを言っているのである。

原理とか秩序より以前の、生物的・肉体的な自己の生存の方法や信仰、また、そうした世界の中での人間の存在のあり方のことを問いかけているのである。だからまた、そうしたことが現実の表面上の習慣や言語、ライフスタイル、そしてさらに国民や民族といった主権にかかわる問題となって現れ出てきているのである。

主権や習慣、それに宗教や民族性といった、現実の自分の存在を定めていると同時に、それを約束もしている、そうした様々な条件そのものが問われているのである。だからまた、そうしたことが主権やアイデンティティーといった、自己の自意識の問題として現れてきているのである。


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