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7、信じるもの。


それは例えば、農耕民にとっての水や太陽であり、あるいは親と子の関係がそうである。現代風に言えば、下請けと元請けの関係がそうであり、ケイレツがそうなのである。

要するに、何が言いたいのかというと、こうした「信じる」ということが出来なくなると、人間社会というのが破壊されてしまう、ということなのである。法律も、約束も、習慣も、習わしも、人間社会そのものが成り立たなくなる、ということなのである。

だからそれを、「信じなければならない」のである。たとえそれがウソでも、まやかしでも、あるいは誤解や悪意であろうとも、そんなことには関係なく、どうあってもそれだけは、何としても絶対的に「信じなければならない」ものなのである。


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