index< 日誌 <  ap理由 < 19-46「感覚の中」p7-


2、かがみ。


それは、自分が求めるもの、願うもの、信じるもののことである。それは言い換えると、自分の存在の必然性であり、自分自身の本質としてもともとからあったもの、あるいは、この世に生まれる前から自分自身のなかにあった、生存のリズム、ないし自律性とでもいったものである。

そうしたもの。自分自身の、自分にしかない必然性や自律性といったものが自分を生かし、動かし、そしてそうしたことが、自分を現実の存在にしているのである。そしてまた、そうしたことが自分自身の自意識の根源にあって、自分を自分たらしめ、自分が自分であることの証明ともなっている。


戻る。                 続く。

index < 日誌 index< 日誌 <  am種 < 19-46「感覚の中」p7-