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それは、自分が求めるもの、願うもの、信じるもののことである。それは言い換えると、自分の存在の必然性であり、自分自身の本質としてもともとからあったもの、あるいは、この世に生まれる前から自分自身のなかにあった、生存のリズム、ないし自律性とでもいったものである。 そうしたもの。自分自身の、自分にしかない必然性や自律性といったものが自分を生かし、動かし、そしてそうしたことが、自分を現実の存在にしているのである。そしてまた、そうしたことが自分自身の自意識の根源にあって、自分を自分たらしめ、自分が自分であることの証明ともなっている。 |