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1、環境。


それを意識せざるを得ない、そうした立場を生きているのである。いやが上にもそれを思い知らわれるのである。自分はどこか変わっていて、まわりのみんなとはどこか違うというのを意識してしまうのである。

しかし反対に、それに気づかない人間。自分というのを、自分の外から見ることのない人間。そうした理由も必要もなく、ただまわりに溶けて理没している人間は、それに気づくことがないのである。

いつまでたってもそれに気づかず、感じることもなく、意識もせず、そしてまた、それが理解されることも、知ることもないのである。それが意識されることがない、そうした世界を生きている。それ以外の生き方や世界といったものがある、というのを知らないのである。そうした、それぞれにとっての立場と条件の下で生きているのである。
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