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しかしまた、そうしたこと自体が、私たち自身というのが、そうした秩序と常識の世界の住人なのだ、ということなのである。そのようにして、自分たちというのが成り立っている、ということなのである。 だからまた、客観的な現実というのが見えてこないし、見えてはならないし、また、そうすることによって、自分の立場というのを保全しているのである。そして実は、これがフツーの大多数の人々にとっての自意識なのであり、信じるものなのである。常識であり、道徳であり、正義となっているのである。 だからまた、そうしたフツーの人々にとって見れば、それに気づくことも無ければ、それが見えることもないのである。それに気づいてはならない、というのが、このような世界に生きる人々にとってのマナーなのである。ルールであり常識なのである。 そして、そうすることによって、この世界の秩序と平和が保証されているのである。だからそれは、あってもならず、気づいてもならない、そしてまた、気づかないし、見えることもないのである。そして、これが現実という世界なのである。 |