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そうしてそれは、自分と他人とを超越した第三者たる、絶対的な権威にそれが求められる。そしてそれを自分の利益のために利用するのである。 このような自分と、自分たちにとっての「信じるもの」、アイデンティティーといったものは、思いつきや気まぐれなどといったものであってはならず、それは自分の意志をも無視しても貫き通す、そうした絶対的で強制的なものでなければならないのである。 すなわち、これが談合と序列、そして上下の関係なのである。それしかなく、そうするしかなく、それ以外になく、そしてそれだけが自分の心の拠りどころ、信じるところのもの、そして自意識となっているのである。 これは、自意識というのが自分の中で見つからない限り、必然なのであって、そうならざるを得ず、それしかないもの、それ以外の者になり得ないという意味でそうなのである。 |