index< 日誌 < at自己意識19-55「同一性T-空想。」p3-


1、障害。


自分が自分に悩み、自分に苦しむ。ではこのような自分は、いったいだれに対して悩み苦しんでいるのだろうか?  もちろん、自分自身に対してである。ここで自分は、意識されている自分と、それを意識する自分とに分裂している。

自分というのが、自分のなかで分裂している。自分というのが、自分に対して悩み苦しむのである。そして、そうした自分を、自分が意識しているのである。それに気づいてもいるし、見て知ってもいるのである。そして、これが「自己意識」なのである。

自分のなかで自分が分裂していて、そして対立し、対峙していて、そして互いに相争っているのである。そうした激しい妥協を許さない争いというのが、自分にも感じられてくるのである。壊れそうな情緒の不安定や、自律神経の障害となって現れてきて、そして伝わってくるのである。

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