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2、背景。


このような、自分自身の身体内部から伝わってきて、そして感じられてもくる、そうした感覚そのものが、空想などとは言えないということなのである。

空想自体は、このような自分自身の中の何らかの情緒的な動きといったものが、観念の世界に持ち込まれて、そしてそれが、夢やとりとめのない思考のカケラとして映し出されて、それが表現されたものなのである。

つまり、このような自分自身の内部から伝わってくる感覚が、感情や情緒の基になっている、ということなのである。これが情緒の土台であり、下地であり、背景やキャンバスになっている、ということなのである。

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