index< 日誌 < at自己意識< 19-55「同一性T-空想。」p3- |
このような、自分自身の身体内部から伝わってきて、そして感じられてもくる、そうした感覚そのものが、空想などとは言えないということなのである。 空想自体は、このような自分自身の中の何らかの情緒的な動きといったものが、観念の世界に持ち込まれて、そしてそれが、夢やとりとめのない思考のカケラとして映し出されて、それが表現されたものなのである。 つまり、このような自分自身の内部から伝わってくる感覚が、感情や情緒の基になっている、ということなのである。これが情緒の土台であり、下地であり、背景やキャンバスになっている、ということなのである。 |