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そして、これは空想などではなくて、自分自身の身体の営み自体がそうなのである。自分自身のなかにある情緒や感覚といったものが、現実を生きる自分自身の、常識や感じ方と合わなくなっているのである。 そして、そうしたことが、自分でもワケのわからない、得体の知れない衝撃となって、自分に襲いかかってきているのである。自律神経の障害や感覚の不具合、幻覚やマヒ、震え、錯覚などとして現れてきているのである。 持って生まれ出て来た、自分のなかで本来的に備わっているものと、現実の自分とが、どこかですれ違い、いがみ合って、あらそいを始めているのである。 そして、そうしたことが、情緒や感情としての悩みや苦しみとなって、あるいはまた、意味不明な思考の営みとして、あるいは身体内部からの目舞いや息切れ、末梢神経の震え、嘔吐などとして、現れ出てきているのである。 |