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3、見えない。


それは、逆説の世界なのである。だからまた、それこそが人間なのであって、そうやって自分で自分を生きているのである。

要するに人間というのは、あり得ないこと、不可能なこと、出来ないこと、してはならないこと、あるはずがない、といったことをしている。これが実情なのである。これがホントであり、真実であり、本質なのである。

どういうことかというと、他人から言われて、そそのかされて、学校で学び、学者や、政府や、マスコミや、マニュアルに従って生きているところにホントの人間はいないのである。

それは、まやかしであり、でっち上げであり、偽善であり、表面上だけの言い訳、タテマエに過ぎないのである。ホントの実体は、その見えない内面に隠れていて、それを見抜き、そこまで入って行かなければ何も見えないのである。

戻る。                    続く。

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