index< 日誌 < as同一性< 19-66「感覚の中」 |
そして、そうしたことが嫌が上にも自分に意識されてくるのである。自分のなかにあって、自分とは別のものとして自分に対立し、対峙するものとして自分に迫ってきて、自分を脅かすのである。 このようにしてくり返される「条件・無条件反射」の、固有で個性的なパターン。そしてそこから、全体としてのアンサンブルと化した、特有の情緒のリズムといったものがそうである。その抑揚やイントネーションといったものがそうなのである。 そうした固有の、特殊で個性的なリズムといったものが、自分自身の情緒や自意識の根源にあって、そしてこのような無意識の世界が、自分自身の内的必然性や自律性の実体を成しているのである。そして、その下地や背景となっているのである。 |