| index＜ 日誌 ＜ c信じるもの＜ 19-77「自分たちⅤ」p13- |
| 何もかもが、あらかじめ定められれいて、そうして条件づけられている。そうした世界なのである。それ以外の存在の仕方というのがあり得ず、存在することが出来ない、そうした世界なのである。 そして、これが「囲いの中」であり、限界であり、越えてはならない境界線であり、そしてこれこそが、現実の世界なのである。それは、あらかじめ方向づけられ、規制されている、そうした世界なのである。 そしてまた、このような世界の中でのみ、自分というのが存在し得るのである。存在というのが、現実という世界によって、あらかじめ規定されているのである。だからまた、それは当事者たる本人にして見れば、どうにもならず、どうしようもない世界なのである。ただ、自分の思い込みと主観の世界だけが、自由な自分の世界なのである。 |
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