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普通の人々。世の中の大多数の人々は、安定と安全・安心を求めている。そうして世の中が機能し、安定し、継続して行くのである。そして、このような普通の人々が、社会の大多数を占めることによって、社会が成り立ち、永続して行くのである。 そしてまた、このような世界を成り立たせている原動力が、先の方で述べた序列と排除なのである。差別と格差なのである。このような世界では、(もしかすると、あまねくあらゆる社会がそうなのかも知れないが)、そうした差別と序列こそが秩序なのであり、そしてその原理の根底を成しているのである。その秩序と安定の基礎を作くり上げているのである。 嫌が上にも、そこから出て行き、そして前進して行かざるを得なくしているのである。近代の始まりとなった、かつてのイタリア・ルネッサンスがそうであり、中世の大航海時代がそうなのである。 何かを願い、探し、求めて行かざるを得なくしているのである。そしてこれが安定の基礎になっているのである。人間というのが、歴史という現実を生きて行かざるを得なくしているのである。 |
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