index< 日誌 < s設定< 19-99 「バランス」p6- |
そうしたことが「偶然の錯覚」として、なにかのキッカケでなりふりかまわず、無差別に、何の脈絡もなしに何にでも結びついて、関連付けられ、方向づけられ、イメージやひらめきとして自分のなかから浮かび上がってくるのである。 それは、まるで夢の中の世界とよく似ている。本来関係のあるものでも、ないものでも、おかまいなく無差別に結びつけて行くのである。そしてそれが、無意識の抽象や、印象や象徴となって自分を支配して行くのである。 そうしたことが自分のなかで自動化されたサインの合図として、情緒や感情の固有のリズムとして、無意識の世界で自分を支配しているのである。 |