index< 日誌 < s設定< 20-01「傾向1」p12- |
それは生物学的に見てそうなのであるが、しかしまた、人種的・民族的に見てもやはりそうなのである。あらかじめ定められ、方向づけられ、条件づけられているのである。定められているというのは、人間の身体のすがたカタチがそうなのであって、その方向というのは、人間の内的必然性がそうなのである。 人間の身体の仕組みがそうなのである。そのようにしか成れないように出来ている、という意味でそうなのである。そしてその条件というのは、与えられた外の世界としての、現実の物的・空間的条件を指しているのである。それは、地球という自然環境そのものが、そうなのである。 だからまた、そうしたことは、すでにあらかじめ出来上がっているもの、現実にあるもののことなのである。そしてこれを人間の側から見れば、すでに与えられていて、それしかなく、人間が自分で選択できないもののことなのである。そしてこれが、自分ではどうにもならないという意味での客観的現実なのである。 |