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たとえば、地球上の動物は多かれ少なかれ、たいてい目・口・鼻・胴体、それに手・足・頭などをもっており、またそうしてのみ生存し得たし、現在に至っても生き残り続けているのである。 いま現実に存在しているもの、私たち人間が見ることのできるもの、知り得るものはすべて、このような歴史の結果なのである。現実とは、このような歴史の結果なのである。どこでどのように生きていようとも、地球上で生きて行くためには、そうならざるを得なかったのである。 また、そうであり得たのである。さしあたりそれ以外になかったのである。それが、制限だらけの現実のなかにあって、許された数少ない可能性の一つだったのである。そしてそうしたことが、現在の私たちの現実を作りだしているのである。 |