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3、源泉。


要するに、民族や国家の「囲いの中」で生きるのを拒絶された、もしくは、それを自ら拒絶した人々である。もしかすると、このような人々が新たな民族や信仰、そして創造と変異の源泉になっているのかも知れない。

こうしたことが潜在的な見えざる可能性、すなわち、多様性としての文明の根拠となっている。すなわち、切り替わり、入れ替わる基になる源泉としての、それである。

このような尽きることのない無限の地平の上に、文明の基礎が成り立っているのである。それは自己の発掘と再生、再発見と創造としての源泉なのである。自己の無限の可能性としての源泉なのである。

自己の可能性というのが、このような無限の広がりを持って発見されるのである。文明の多元性・多様性というのがそれである。文明の評価の基準というのが一つではない、という意味でそうなのである。自分たちにも、もっと他の生き方というのがあったのかも知れない、という意味でそうなのである。

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