index< 日誌 < s設定 < 20-21「継続B」 p4- |
こしたことが、人間がかかわりあう現実のすべて、そして、かかわりあうことの出来る現実のすべて、そして人間が生きている現実のすべてなのである。 人間には、それ以外の生き方というのが出来ないように、あらかじめ条件付けられているのである。それは人間にとっての制約であり、身体の仕組みなのであり、そしてそれは時代の現実という、「囲いの中」の世界なのである。地球という地上の世界でのみ、あり得た物語なのである。 そして、それはまた、人間が生きて来た歴史の結果なのである。そして、このような現実と、時代という囲いの中の世界を人間は生きている。そうして知らず、気づかず、意識もされないままで、人間自身がそれに支配され、慣らされ、規定され、方向づけられて行くのである。 人間という存在自体が、そうした「馴れ」の結果なのである。数百数万年に渡る「馴れ」が固定し、常態化し、そしてそれが日常となった世界なのである。 |
index< 日誌 < s設定 < 20-21「継続B」 p4-