| index＜ 日誌 ＜ p変異 ＜ 20-24「くりかえし」p9- |
| それはもちろん、自分でも意識されたり自覚するといったこともなく、ただ自分を取り囲む環境が変わり、自分にとっての自然や世界の意味といったものが変わって行くのである。そして、そうしたことのくり返しが、自分が関わり合う外の世界の環境と条件を変えて行くのである。 人間と現実世界とのかかわり方が変わり、あるいは移り、あるいは交替し、人間の生き方や、そのパターン、スタイルをも当然のように変えてゆく。 自分でもそれに気づかないまま、それへと自分が規定され方向づけられてゆく。そうした方向へと自分が条件づけられ、導かれて行くのである。そして、そうした条件の下でしか生きて行けなくなって行く。 条件というのがすでに与えられ定まっている以上、そうならざるを得ないのである。それ以外に無いのである。それ以外のものに成りようがないのである。それ以外の生き方を知らず、出来ないようになってしまっているのである。 |
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