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このようにして、その「機能」といったものの変化が、その効果の結果として、新たなそれまでにない異質な環境とその必要を作り出してゆく。新たな現実をつくりだしているのである。 これは、人間が生きている現実の世界を変えているのであって、そして同時に、その意味といったものまで変えてゆく。変化し、他のものへと移行したり、入れ替わり、あるいはそのもの自体が変質させてもいる。 そうやって、それまでとは異なる異質な意味を持つに至る。現実に存在する同じ起源を持つものが、歴史の経過とともに違う異なる意味を持つに至るのである。 そしてそれと同時に、使われないもの、不要なものは忘れられ、捨てられ、そうして失われて行き、そして現実の世界が過去のものとは別のものになって行く。カタチが変わり、あるいはカタチはそのままであっても、その役割や働きといったものが全く別の意味を持つものになって行く。 |
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