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観念の世界というのが、自分の中から自然に出来上がってきたものではなくて、自分の外(そと)からムリヤリ押し付けられ、かぶせられた、そして上辺だけの形式的なカテゴリー化された世界だけで成り立っているのである。そして、これを自分のものであると勘違いしているのである。 従ってまた、本来あるべき自分の考えや自分の感覚といったものが忘れられ、失われ、消えている。自分自身の中の、自分が自分であることの、固有で独自の個性や自律性、主体性というのが見失われている。 わずわしく、うっとうしいだけのジャマなものとして消え去られている。それが自分でも気づかず、知らず、理解も出来ない、正体不明の失われた感覚となっている。 |
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