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8、神。


従ってそうでないもの、自分たちでない者が、どうしも容赦することが出来ないのである。それは、容赦してはならない人間なのである。ちょうど中世の魔女狩りや20世紀の赤色収容所がそうであったようにである。ポルポト、毛沢東、ヒトラーがそうしたようにである。

そして、それは現在でも、毛沢東やスターリンが本国ではいまだ「神」として崇められているのである。それ以外に自分を確かめるもの、自分たちのキズナとなり得るものがないということなのである。自己意識が曖昧なのは、このことなのである。自分というのが、それ以外の者になり得ない、そうした世界を生きているのである。

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