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1、収斂進化(なりすまし)。


生物学で言うところの「収斂進化」とは、
ある種の生物が、それとは別の種の生態的地位(居場所・立場)に就いたとき、種の系統とは無関係に、身体的特徴やライフスタイルなどが似通ったすがたに変化する、そうした現象のことである。

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自分のなかで外面と内面が分裂し、自分自身に苦しみ(自分はだれなのか?)、自分がかえり見られ、自分を疑い、自分に悩み、自分自身が問い直される。自分というのが否定され、その再構成へと進む。自己の一体性と連続性が破壊され、自分を見失い、自分というのを探し始める。

そうしたことが、自分が新たに目覚める場面でもあって、きっかけや動機ともなっている。そしてこれが「めざめ」の舞台なのである。

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続く。

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