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2、秩序。


現実世界に見る「秩序」といったものは、人間の側から見た秩序、すなわち、整合性であり、合理性であり、規則性である。しかしこうしたことは、見る側からの都合による感じ方である。

見る側の必要からものごとの秩序や必然性が求められ、そして定められているのである。しかし、感じ方は変わる。人間が求めるものと、その必要が変わる。なぜなら、人間と世界とのかかわり方が変化するからである。

従って、それに合わせて現実の世界の見え方が変わってくるのである。人間は、自分の都合、すなわち、自分の必要や要求にしたがって現実の世界を見ているのである。そして、これがまた、人間と世界とのかかわり方なのである。


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