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だからまた、どこまで行っても気まぐれや自分勝手な思い込みから「出る」ということがないのである。このような閉じた主観だけの、囲いの中の住人でしかないのである。 従ってまた、何でもどんなことでも出来るのである。他人に対しても、自分自身に対しても。死というものすら恐れない、恐れるということを知らない。恐れの対象となるものがないのである。自分は、自分に対して何も責任を負わなくて済むからである。 だからまた、自分で自分を真に恐れるということを知らないのである。もともと自分というのが無いのだから、自分を恐れることなど出来ないのである。それは。あり得ないことなのである。 自分を省みるということがなく、むしろ自分を省(かえり)みてはならない、そうした世界を生きている。 自分が生きている周りのだれもがそう信じている、常識や習慣を疑ってはならないのである。そしてそうした生き方を正義だと信じている。それは、信じなければならないことなのである。そうした世界を生きているのである。 |
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