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4、恐ろしいこと。


このような、自分が生きて行くための必要とその条件が、本人をして、このような感情や気分といったものを作り出しているのである。それは、そう思わなければならないものとして、自分で自分をコントロールしているのである。

さらにまた、そうさせているのは、自分から見たそとの世界、自分の生き方や感じ方とは違う、別の世界に対する恐れと嫌悪感がそうさせている。自分で自分を見つめ直すというのを拒絶しているのである。

そうして、自分が自分でなくなるのではないかと恐れている。だからまた、自分を外から客観的に見るというのを、かたくなに拒んでいるのである。自分が自分でなくなるように思えてきて、世の中にこれほど恐ろしいことはないのである


戻る。                    続く。

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