index< 日誌 < y肉体< 20-04「傾向4」p8- |
それは変わってもならず、失われてもならず、忘れてもならないものであり続けるのである。そうでなければならないのである。そしてまた、そうした自分から離れられず、変わることも出来ないというのが自分であり、自分であり続けるのである。 人間には、人間が生きている現実の世界があって、そこから離れて生きて行く方法がないのである。自分が、自分であり続けるということが出来なくなるのである。 だからまた、そうせざるを得ず、そうするしかなく、そしてそれだけが、自分が自分であり続ける拠り所となっているのである。自分が信じることが出来るものとなっているのである。そして、それ以外に無いというのが現実の世界なのであり、それ以外のことがあってもならず、また、許されてもならない、そうした世界なのである。 |