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人間が「群れる」というのは、 本能的な習性であって、群れの中でより大きな集団になびいて行くのである。また、群れに反対する場合でも、その大きな集団に対する方向で反対する。そうした傾向がある、ということである。要するに、「群れ」というのは、この最も大きな集団が最終的に仕切っている、ということである。 だからまた、だれもがそれへと群がるし、そしてまた、この最大多数の集団こそが、その群れの求心力を担っているのである。その群れにとっての標準的で一般的な行動の基準を作り出しているのである。 これはその群れの秩序と統治にとって必要不可欠なことなのである。また、そうしてこそ、群れが全体として安全で安定していられるのである。だからまた、その群れにとっての最大多数者というのは、群れにとっての存続の要(かなめ)となっているのである。そしてまた、だれもがそれへと群がろうとするのである。 |
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