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3、隠している。


それは、そうであってはならないもの、そうであるはずのないもの、あり得ないものなのである。従って、なにかを隠している。そして偽って周りをだましているのに違いないのである。そいつは、それでしかない人間なのである。他のものに成り得ない者なのである。

他の生き方や良心といったものは始めから無くて、ウソと偽りだけで生きている人間なのである。ウソである以外に、そうした人間は現実に存在し得ない人間なのである。こういうのが生きていること自体が、なにかの間違いであって、そうでなければ、それは意図的に周りの人間を騙(だま)しているのに違いないのである。

だからまた、それは目の前に居てもあってもならない存在であって、決して許しても容赦してもならない人間なのである。もしも、それを見逃すというのは、この現実世界の成り立ちといったものを破壊し、それを否定するということなのだ。だから排除し破壊しておかなければならないのである。


戻る。                       続く。

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