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たとえば少し飛躍するけれども、日本の戦後における団塊の世代がそうである。この団塊の世代が、戦後の日本の社会において突出した人口比率でもって、社会のそれまでの世代間の人口比率を変えてきたのである。 それまでの既存の世代比率でもって成り立っていた、それまでの常識や文化といったものを変えてきたのである。この時代の文化といったものに決定的な影響を与え続けてきたのである。その方向や価値観、求めるものや信じるものといったものに強い影響を与え続けてきたのである。 そうした時代の文化といったものを作り出してきたのである。このもっとも多い団塊の世代の価値観と常識が、その時代時代の文化や生活のスタイルといったものを制約し縛り続けてきたのである。 時代の中で、こうしたタイプの人間がもっとも多い以上、どうしてもそうならざるを得ないのである。何をするにしても、この世代を考慮せざるを得なかったのである。また、そうである以上、それがその時代の特徴とならざるを得ないのである。 そうして誰もがそれを意識し、それを信じ、それを基準にして、その周りで自分を合わせてきたのである。そして、このようにして世の中がバランスされてきたのである。 |
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