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2、影響。


1970前後の学園紛争、それ以降の高度経済成長、そしてバブル。そして今日の少子高齢化社会といったものが、そうなのである。そしてそうした社会の中の、動きの主体であり原動力であり続けたもまた、この団塊の世代なのである。常に、このような変化の中の中心であり続けたのである。

そうした変化の当事者であり、そしてまた最大多数派であり続けたのが、この世代なのである。そしてまた、現在の少子高齢化社会にあっても、団塊の世代の年金資産が日本の経済を支えている、というのもそうなのである。つまりここでもまた、それまでの常識といったものが覆(くつがえ)されているのである。

変化というのが、この団塊の世代を中心にその周辺で起こり続けたのである。なぜなら、この世代があまりに不釣り合いに多い世代であり続けたし、そしてまた、そうしたことが、この社会でもっとも影響力のある集団にしていたからである。世の中の変化の中心に居続けたからである。


戻る。                       続く。

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