| index＜ 日誌 ＜ s設定 ＜ 20-46自己意識⑨、「バランス」 |
| そうして、その時代の価値観や常識といったものが、この最大多数の集団を中心に、その周辺で凝集されていって、そして表現されてきたのである。そしてこれが、その時代の文化と価値観の特徴となっているのである。そしてその価値観の行動と形式でもって、文化というのが表現されてきたのである。 そしてまた、現在の日本の文化と、この時代の雰囲気といったもの特徴づけ、そして誘導しているのもまた、この世代が大きく影響しているのである。つまり、すべての世代全体から見ると、この団塊の世代だけが不釣り合いに多いのである。際立ち突出しているのである。 そしてまた、そうしたことが、今までの日本の歴史に無かったのである。だからまた、変化というのが、いつもこの団塊の世代の周りで起こり続けたのである。そしてこれがアンバランス（不釣り合い）なのであって、このアンバランスを補正するという方向へとそれが作用してきたのである。 そうして世の中が全体としてバランスされたのである。つまり、20世紀の後半で見る限り、この団塊の世代が文化の中心であり続けたのである。そうならざるを得ず、そしてまた、そうであり続けたのである。 |
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