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4、突出。


それは、不釣り合いに突出していて、そしてどうしてもそれだけが大きく目立ってしまうのである。そうしてだれもがそれへと引きよせられ、気がかりで、そしてそれに合わせて自分たちの行動や価値観といったものを、気づかず意識もされないまま、それに合わせてゆくのである。

たとえそれが反発や嫌悪、反感であったとしても、そうした反感自体が、この不釣り合いからそう感じられているのである。反感というのが、この不釣り合いに目立つ「団塊世代」の価値観を経由して、そう感じられているのである。これがバランスといったもので、そうやって社会というのが全体としてバランスされているのである。

これは、無視できず、避けることも、逃げることも出来ない現実なのである。そして今日、少子高齢化によって、この団塊世代の高齢者がどこへ行っても多く見られ、それがごく普通のことのように思われているのである。

いつの間にか常識が変わっているのである。ただたんに、高齢者が多いというだけでなく、社会全体の価値観や雰囲気とでも言ったものが、そのように出来上がってしまっているのである。


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