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1、主流=多数派。


このようにして社会というのが、その常識や関心、求めたり願ったりするといった、そうしたファッションの流行や、美意識の傾向といったものが、常にその最大多数者の集団の周りで凝集されて行って、そしてそれを仲介してリードされてきたのである。

1970年代前後の学園紛争、高度成長、バブルとその崩壊、「失われた10年」の世代がそうであったし、そしてその後の少子高齢化社会の当事者がまた、そうだったのである。

しかし、それはなにも、このような大きな意味での社会という範囲だけでなく、たとえば学校でも、地域の町内会でも、企業内で共有される共通の自意識や、指向性や傾向についても、そのまま言えることなのである。多数派の周りに集まるのである。


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