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要するに、だれもがこの群れの中で大きなもの、強そうな者になびいて行くということなのである。そうやって集団としてまとまっているのであって、また、まとまることが出来るのであって、また、そうやって、それぞれが自分の立場や居場所を守ろうとするのである。 そしてまた、このような習性、もしくは傾向、癖(クセ)といったものは、人間に限ったことではなく、動物一般に見られる普通の行動のパターンではないだろうか。だからまた、動物はそうやって狭い家畜小屋の中での争いを未然に防ぐと共に、人間の側からもそのように誘導するのである。 それはまた、日本という島国の空間的狭さについても、そのまま言えることであって、談合や口利き、協調性や和の精神(=異質なものを認めないということ)、そしてケイレツ(系列)は、なくてはならない必然の原理となっているのである。 |
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