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生物が、それとは異なる種の生物と、同一の生態的地位に就いたときに、その種が属する「種の系統」とは無関係に、身体的特徴やライフスタイルなどが似通ったすがたに変化する、そうした現象を収斂進化という。 内実は変わらずに外の外面だけが別の者になってゆく。この過程で自己の内面と外面が分裂し、自分が自分に苦しみ、自分がかえり見られ、自分が再発見され、新たな自分に目覚める、そうした場面やきっかけ、動機となっている。 それは、めざめの「舞台」である。こうしたことは、散発的な移民、ないし植民地化、あるいは近代化の過程においても多く見られる。自分というのが、もはや以前の自分に戻ることが出来ない、そうした時代の狭間に生きていて、かといって、新たな変化に対応できないでいる、そうした状態である。 |