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「出てきた」というのは、現実の世界がそうだというのではなくて、また、現実の世界はどこまで行っても分からないものである以上、それは、人間の感じ方や記憶の仕方が、そうだというのである。現実がそうだというのではなく、人間の観念の世界がそうなのである。それは観念の世界から出てきたものなのである。 そうやって、現実の世界というのを認識し、観念化し、そしてそれが秩序や整合性のあるものとして、そうしてそれが、自分にとってもっとも分かりやすく、自分にとってもっとも都合のよいものに、観念化されてきたのである。 あるいは、そうした観念の世界を、なにかの行動へと促(うなが)す合図やサインとして、あるいはまた、その象徴や印象として、無意識の世界の中で堆積させてきたのである。 |
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