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5、関連づけ。


しかし、液体にしろ、気体にしろ、それを限りなく細かく分解し、拡大して観察して見ると、限りなく小さな固体の集まりの流動態ではないか。ちょうどパチンコの玉が集まり群がって、液体のように流れてゆくように。そうだとすると、やはりこれもまた、一つの考え方であって、観念の世界での捉(とら)え方の一つにに過ぎないのではないか。

しかし、もっとも大事なことは、こうしたことのすべてが、自分でも意識されることのない、無意識の世界で行われているということである。そして、こうした無意識の世界での蓄積・堆積・集積といったものが、意識や思考の背景になっていて、舞台にもなっているということなのである。

なにもないところで意識が起こるのでも、行われるのでもない。このような蓄積された無意識の世界を土台にして、そこを舞台ににして、その上で意識が行われているのである。そして、この意識の実体といったもの。それがかつて自分が経験し、そして意識されることなく堆積されてきたところの、印象や象徴の世界なのである。


戻る。                       続く。

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