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1、象徴。

人間は現実の世界のなかに、なにか目に見えない暗示や合図を見ているのであって、また、そうしたことが人間にとっての外の世界の意味なのであって、そしてまた、そうすることによって人間は自分を知り、自覚し、意識してきたのではないだろうか。そして、それが自分を導く符号や象徴となってきたのではないだろうか。

象徴とは、カタチなきものが現実に現れた仮のすがたである。すなわち祈りであり、恐れでもあり、願いといったものである。届かない、そうした限りなく果てしないものである。そうしたものを人間は、カタチある現実の世界のなかに透かして見てきたのである。

あるいは、現実の見えるすがたカタチは、そうした人間にとっての意味といったものを象徴してきたのである。それは印象であり、符号であり、サインであり、自分自身の祈りや願い、あるいは恐れやおびえ、戸惑いへといざない誘う、何かしらの目印しとなってきたのである。

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