「サイン」２、現実化。

２、現実化。

そして、こうしたことが私たち人間にとっての、見える現実の意味といったものではないだろうか。あるいは、そうした自己の内部の印象といったものが、現実の世界の見えるすがたカタチを作り出してきたのではないだろうか。

あるいは、また、そのようなものとして現実を見てきたのではないだろうか。現実の見えるすがたカタチは、自分の中のこのような印象が作り出した、象徴の世界なのである。カタチとは、自分の中の象徴が現実化したものなのである。

そして、このような自分にとっての意味といったものが、現実を生きる私たちにとっての見えない世界なのであって、見える現実の世界のなかから私たち人間は、現実には見えない自分にとっての意味といったものを見ているのである。あるいは、意味といったものが、現実のカタチになって現れ出てきているのである。

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