index< 日誌 < aa暗示 < 20-54見えない世界D サイン。


3、カタチ。

あるいはまた、そのようなものとして、現実の世界を見ているのである。そしてまた、人間には、そのようなものとしてしか、現実が見えてこないのである。

現実がカタチになって現れてくるのは、このような自分自身の中の、象徴の世界を通して見ているからである。そうして始めて現実の世界が、何か意味のあるものとして知られてくるのである。そして、「知られる」というのは、それこそが現実のすがたカタチなのである。

見えるすがたカタチとは、人間にとっての「カタチ」なのであって、そして同時にそれは、そのようにしか見えず、見ようともせず、見る必要もない、そうした人間自身の感覚の取捨選択の結果が、人間が見ている現実の世界なのである。

戻る。                     続く。

index< 日誌 < aa暗示 < 20-54見えない世界D サイン。