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7、自律神経。

こうしたことが、自分にとっての見える現実の意味であって、こうした見える現実の世界から、見えない観念の世界を見ている。そうやって、自分自身の無意識の世界をみているのである。自分で自分を見ているのである。自分の中で、感覚が感覚を見ているのである。

それは無意識の世界であると共に、それとは別の、自分自身の中の感覚の世界を見ているのである。感覚が感覚を見ているである。肉体の中の、数千数万年に及ぶ反射作用と、馴れと習慣の世界を見ているのである。人間が自分を意識するというのはこのことなのである。

自分が、自分のなかで自分を感じている。コントロール不能なもう一人の自分を、自分のなかに見ている。肉体の自律神経の「自律」とは、自分の意志とは別の世界を指しているのであって、そしてそれが自分にもわかるということなのである。

自分で自分の中をのぞき込んでいるのである。僕はだれなのか。僕が僕にのぞきこ込まれている。



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