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しかし、現実に無いものが実際に見えるのだろうか? もちろん、そんなことが現実にあるはずがなく、要は、なにを言いたいのかと言うと、異質な未知の世界から現実を見ている、ということなのである。 だから現実というのが、それとはまるで別世界のように見えるのである。だから同じ現実というのが、いかようにも、様々な無限の変化の下に見えてくる。見る角度、見え方・見かた・感じ方が違ってくるということなのである。 まるで、いままで見たことのない始めて見る世界のように思えてくるのである。自分にとっての現実が持つ意味が変わってくるし、それを見て感じている自分がまるで別人のように思えてくる。 それはまるで始めて見る世界のように、模様はよりくっきりと、色はより鮮やかでまぶしいくらいに鮮明に、そのすがたと輪郭は明瞭なカタチとなって迫ってくる。まるで、いままでとは全く別のものを見ているようにである。僕は、別世界から現実を見ていたのである。 明瞭というのは、自分にとっての意味といったものがハッキリしてきたからで、このような意味に従って本人は現実を見ているし、また、見えてもくるのである。そしてこの「意味」からそれたものは、どうでもよい、不要なものとして見えて来ないし、見えることがなくなったのである。 |
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