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1、未知のもの。


人間は自分が知らないこと、未知のこと、ワケのわからないことをどうやって知るのだろうか? 自分の頭の中でカテゴリー化するのである。いままで自分が知っていることの中に組み入れて、それに関連させて理解するのである。

まったく何も知らないことを、知ることも理解することもできないのである。たとえば、それを知らないということすらも知ることがないのである。知らないというのが、自分のなかの知っていることと関連づけられて、始めてそれが知らないことだと分かってくるのである。

自分と何の関係もないことを、人間は感じることも知ることも意識することも出来ないのである。知らない未知のものであるということ自体が、自分との何かしらの関連性のなかでそれを意識しているのである。そして、自分がそれを意識する主体であることを示しているのである。

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