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1、ミミズ。

直径1センチ程度の大きなミミズのことをチ○コミミズといって、子供ころ、これに触れるとチ○コが腫れると聞かされていて、それ以来、ぼくにとってチ○コミミズは悪者であり続けた。忌み嫌うべきもの、避けて無視して係わってはならないもの。そうした、いやらしく汚い存在であり続けた。

そう言えば、幼児のころ、体調不良で身体の中から回虫が出て来たことがある。これがまた、チ○コミミズそっくりなカタチだった。

これは一種のタブーであり、暗示であり、自分が越えてはならない限界線でもあったのだ。そしてそれ以来、このミミズがずっとぼくの無意識の世界に居座り続けてきたのである。

そうして、自分の心のなかで、なにか割り切れず癪にさわったり、うじうじしたりするときは、このミミズを思いだすのである。まるで自分の中に巣食っている、得体の知れない寄生虫ように思えてくるのである。

そしてこれが何かあるたびに、ぼくの身体のなかを這いずり回って、あちらこちら食い散らかして、ぼく自身が食べられてゆくように思えてくるのである。

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