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人間が見るもの、見えるもの、そうした自分を取り囲む世界といったものにアニミズム(霊)やマナイムズ(力)を感じるのはもっともなことだ。なぜなら、人間が何かを見たり感じたりするのは、それが、人間自身の感覚が、自分の中で作り出してきたものだからである。そしてまた、人間自身がそうした環境を選び、そうした現実を作り出してきたからである。 数千数万年に及ぶ進化の歴史のなかで、人間自身がそれを獲得してきたものだからである。そうしたものを感じる自分の感覚器官もそうであるし、またそうした外の現実の世界も、人間が作り出してきたものだからである。 それは、自分と、そしてまた社会と祖先をも含めた自分たちによって作り出してきたものなのである。だからそうしたもの、人間が見るもの聞くもの触れるものについて、人間が何か霊やチカラのようなものを感じて当然なのである。そうしてそれは、自分自身のチカラの源泉を見ているのである。 |
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